MG-SCHOOL 国際活動
   INTERNATIONAL ACTIVITIES   

2008年8月12日〜16日
フランス〜ルクセンブルグ大公国

パリのフランス国立図書館「Bibliotheque Nationale de France」での写本研究と

ルクセンブルグのエヒテルナッハ市への作品贈呈式典に出席する為
10人の生徒とGaggini先生が、フランスとルクセンブルグ大公国へ旅立ちました

 8月13日:フランス国立図書館にて 写本研究



正面2階、窓の開いている部屋が
写本研究室 "Salle de lecture"です

セキュリティーチェックを受けて
中に入ります


図書館のIDカード
裏面には名前、入館日、登録番号が
記載されています



図書館館長のラフィットさんと一緒に
2時間の間に、一般公開することのない
国宝の写本を3冊も見せて下さいました


さあ、いよいよ中に入ります



「研究室」

一人一人希望した 大変貴重な写本を
研究することができました


690年に製作されたフランスの国宝

エヒテルナッハの福音書を見る事ができました

今回の参加者である西村弥生と、佐藤麻子が
1ページずつ模写をしたものが
エヒテルナッハ大修道院美術館で
2年間展示されました



MG SCHOOLで勉強した
ロマネスク体の原本!
みんな大興奮です

左ページには長い "I" 
の飾り文字が見えます。



時間が経つのはあっという間
名残惜しさを感じながら、集合写真




<8月14日>
作品の贈呈と、式典への出席のため、まだ暗いうちからLuxembourgに出発です





集合時間は朝の6時 !
まだ夜の明けきらない東駅から出発です


いざ!TGVに乗って出発です



ルクセンブルグへ思い馳せ
心が踊ります



パリから約2時間
美しい小さな国、Luxembourgに到着です




到着後 日本から来た
優れたアーティスト達を 歓迎する為に
日本大使が公邸で モーニングティーを
主催して下さいました




参列者:左から 大修道院美術館副館長
大修道院美術館館長・
Muriel Gaggini
エヒテルナッハ市長
在ルクセンブルグ日本大使館 建部和仁大使
大修道院美術館副館長

遠路はるばる集まって下さいました



大使公邸のお庭にて
加藤参事官・広報部 藤田氏




ここで、日本から持参した作品の説明・
公開を行います




装飾や書体に関する質問が
活発に飛び交います
みなさん、作品をのぞき込み
興味津々の様子です




作品公開を終え、式典に参加するため
一路エヒテルナッハへと向かいます
ルクセンブルク市から、目的地までは
バスで約一時間

途中、エヒテルナッハ市の招待を受け
ローマン・ヴィラ遺跡を訪ねます




資料館には、昔の人たちの
生活の様子が再現されています

こちらは「書斎」
 


さあ、エヒテルナッハの町並みが
見えてきました!


エヒテルナッハ大修道院美術館に到着!
ここでは、2007年5月から
MG生による展示が行われています
来場人数は、のべ1万5000人を数えます



美術館入り口
「日本人カリグラファーによる展示会」


美術館に入ってすぐ
美術館館長、大使夫妻が待っていて下さり
熱烈な歓迎を受けました

右側に、特別のガラスケースに入った
生徒達の作品が 展示されています



パネルによる作品展示




ガラスケースに展示されている
生徒達の作品



回廊に飾られた黄金の福韻書の
ファクシミリページの前で
ランギーニ館長による説明が行われます





「黄金の福音書」



館長の 興味深い説明に
皆 熱心に 聞き入ります


美術館の記帳表 "Golden book"
サインをする大使夫人




この土地に福音書を伝えた
St. Willibrord 教会を訪ねます

 



そして、式典の為
エヒテルナッハの市役所へ



作者の仁井田文子さんから
エヒテルナッハ市長ディトリッシュ氏へ
紋章の贈呈




エヒテルナッハ市に贈呈された紋章
作:仁井田文子

 


大使夫人と広報部の藤田氏に
紋章の説明をする仁井田さん







エヒテルナッハ市長
デイトリッシュ氏の挨拶



在ルクセンブルグ日本大使館
建部大使の挨拶



 厚い友情のしるしに
エヒテルナッハ市長とガチーニの間で
贈り物の交換を行いました



MGより、館長のランギーニ氏へ
贈り物を手渡します

友好の握手





モゼ−ルワインでおもてなしを受けます



笑顔の建部大使とMG生達



これからも ますますの友好と交流を願って

素晴らしいひとときでした!


<8月15日>
午前中の自由行動の後、

14~15世紀に活躍した 出版業者でありカリグラファー
二コラ・フラメルの旧住居を訪れました
MG SCHOOLのフランスゴシックバスタルダ体の授業では
彼の優雅な書体をお手本として使用しています

その後、中世美術館へ。そして最後の晩餐です




XVC.Nicolas-Flamelの
家に関する記述

1407年にフラメルがパリに建てた家に
夫人と一緒に貧しい人達の為の施設を作り
その家は、現在、パリで最も
古い建物として残されています


 
外壁

 



柱に刻まれた
ロンバルディックイニシャル

Nicolasの「N」とFlamelの「F」
そして 錬金術のシンボル



フランスのゴシック体で
「1407年に建てられた この家に入る者は 男性であれ女性であれ
毎日 亡くなった人達が天国へ行くように祈りを捧げましょう」
という記述がされています




中世美術館に到着


写本も展示されています


この美術館の目玉
「貴婦人と一角獣のタペストリー」



気持ちの良い公園のレストランで
最後の晩餐


よい旅になりました!